1. 前書き
SFCタクティクスオウガからタクティクスオウガリボーンまで、プレイし続けて25年以上になる気がします。
今回はタクティクスオウガリボーンの主人公デニム君限定のクラスであるロードについてです。
このロードというクラスはデニムが今まで一度でも転職したことがあるクラスのスキルをすべて使用することができます。
ほとんどのクラスのスキルを自由に組み合わせることができるので、無限に広がる戦闘スタイルを構築できるロマンあふれるクラスというわけです。プレイヤーの皆さんそれぞれが、ぼくがかんがえたさいきょうのスキルセットを存分に楽しめるという寸法です。
さて、今回提案したいのは、ステータス上昇のチャームをとことん注ぎ込んで、デニム単体でどんなステージでもクリアできるような状態で、どのようなスキルセットが一番楽しめるだろうか?あるいは一番楽ちんだろうか?というスキルセットとなります。
まずこちらのデニム君をご覧ください。
死者の宮殿周回も何度もこなし、手に入れたほとんどのチャームを与え、INTとMNDを以外のステータスが400前後ある状態です。
ここまでくると大抵の戦闘では負けることのほうが難しくなってきます。
一方でデニムのステータスを上げすぎてしまったために、同時に戦闘に出せる仲間ユニットたちとの能力差が広がりすぎて仲間たちが足手まといに感じてきてしまいます。
同時出撃に適しているのは、くさいものセットを装備した魔法要因一人で充分といったところです。
こうなってくると戦闘は一人旅が楽なのですが、SFC版と異なりWTを簡単に下げられないので行動回数・手数が少ないことが不満になってきます。
というわけで今回は一人旅でも手数が多く単体攻撃力がバカ高いデニム君がサクサク戦闘をこなしていけるスキルセットを考えてみました。
2. スキルセットのコンセプト
コンセプトは「あらゆる攻撃に対するカウンター」です。
手数を増やすために最も効率的な方法は何だろうか?と考えて、カウンターにたどり着きました。
攻撃に対するカウンタースキルはダメージの多寡はありますがカウンターとなっている対象の攻撃に対しては100%発動します(重要)。
一人旅の場合すべての敵がデニムに対して攻撃してきますので、できるだけ多くの攻撃にカウンターできればおのずと攻撃回数が増えるわけです。
カウンタースキルを持つ固有片手剣とカウンタースキルを持つ片手弓を装備することで遠近攻撃ともにカウンターで攻撃することができ、魔法攻撃に対しては回数こそ限りがあるもののリフレクションによって攻撃をそのまま敵に返していきます。
3. 実際のスキル構成と装備品
使用するスキルは以下の5つから4つ選んで組み合わせていきます。
・武器学(片手剣)
近接戦闘キャラの汎用スキル。10レベルごとに必殺技を会得し、使用できるようになります。
武器学(片手剣)の必殺技の目玉スキルは10レベルで会得する「レンディングゲイル」と30レベルで会得する「桜花円舞」。
MPは使うものの、スキル枠1つでダブルアタックと1マス四方の範囲攻撃が使えるメリットはとても大きいです。
必殺技はかなりの高低差があっても攻撃できるのも強みとなります。
ただ、攻撃力よりも持久力や防御力を優先したい場合には外すことも検討します。
・聖母の慈悲
クレリックの固有スキル。確率発動で自分の状態異常をすべて治療します。
一人旅デニムの場合、恐怖などのやっかいな状態異常を治療する場合にクリアランスを持つ必要がありますが聖母の慈悲なら確率発動ではあるもののターン開始時にオート発動するので治療のためのターン消費をなくし攻撃の手数を増やすことが出来ます。
・応急処置Ⅳ
ロード唯一の固有スキル。確率発動でHPを回復します。
ステータス400越えのデニムとなると大きなダメージは受けませんが、じわじわとHPは削られていくので敵数が多い場合ジリ貧になる可能性も出てきます。それらを防ぎ持久力を高めるために使用します。
・後の先
ソードマスターの固有スキル。確率発動で、次のATまで相手から近接攻撃を受ける前に先制攻撃を行う。
一回殴られたら二回カウンターできる優れモノ。スキルのカウンターIIIは通常攻撃の75%ダメージですが、こちらはそれよりも攻撃力が高いようです。
確率発動ではありますが、殲滅速度が格段に増します。
・リフレクション
リッチの固有スキル。確率発動で、範囲内の自軍ユニット全員に対して、かけられた魔法を跳ね返すようにする。一度だけですが、魔法を術者に直接跳ね返します。仲間のヒールも跳ね返してしまうので、クレリックを連れてくる際にはスキルを外しておきましょう。
召喚魔法で攻撃された場合は、一度きりとはいえ全弾跳ね返してくれるので殲滅速度が増します。
カギになる装備品は以下の3点です。
・ニフリートソード
CC最終盤の十二人の勇者 港町ゴリアテ居住区北 に出現する マルティム がドロップする、本作最終装備の一つです。
なぜこの装備が良いかというと「片手剣」かつ「カウンターIII」スキルが付いているという点、そして毒を付与することができる点です。
特にゴーレムやドラゴン、ナイトや忍者といったこちらの直接攻撃ダメージを著しく下げるスキルを持つ敵に対しての殲滅速度があがります。
他にもカウンターできる片手剣としてはロンバルディア、ブリュンヒルド(レリック)、アンビシオンなどがあります。
隣接マスからの直接攻撃に対してカウンターすることができます。
・インドラの弓
強い片手弓であれば良いのですがカウンターしやすい4-9マスの攻撃範囲なのでこちらがオススメ。
ガルーダの弓だと攻撃範囲が6-9と遠すぎてカウンターをする機会が減ってしまいます。
弓攻撃と銃攻撃に対してカウンターすることができます。
・カウンターIII
装備の攻撃範囲内で攻撃を受けたら必ず反撃をする。ダメージは通常攻撃の75%。
これはスキルですが、装備武器に付属しているスキルとなっておりスキル単体で任意に付け外しができません。
4. あると便利な装備
持っていると便利に戦闘を進めることが出来ますが、必須ではない装備品。
・ルミナスガントレット
自分で操作をする場合にテンポが上がるため楽になります。
また装備品のスペシャルによる魔法効果はリフレクションに干渉しません。
・ワープシューズ
ある程度の高低差と壁などの障害を無視して移動することが出来ます。
ウイングブーツやウイングリングで高低差は完全無視して移動することが出来ますが、壁は抜けることができませんし、ワープ系の移動のほうが移動アクションの処理が早く軽快に進めていくことが出来ます。
ワープリングでも良いですが、その場合ファイアクレストが装備できません。
・ファイアクレスト
言わずもがなの最強ステータス強化とWT軽減効果。
5.おすすめ魔法セット
ロードはかなり広範な魔法を使いこなすことが出来ます。
魔法を装備することで弱点の克服や殲滅力の強化をしていきます。
リフレクションを用いる場合でも、自分に効果のある魔法はちゃんと効果が出ますがその場合自分にかかっていたリフレクションも消してしまうので注意。
・イクソシズム・スターティアラ・ヘブンリージャッジ
カウンターだけで敵を倒していくとアンデッドの除霊ができず、アンデッドがいるだけでマップの攻略に非常に時間がかかってしまいます。そのため、除霊ができるこれらの魔法は装備していたほうが賢明です。
・シャイニングアタッチ
光属性の追加ダメージを与える、自動発動の魔法。
スターティアラやヘブンリージャッジの効果を最大限に発揮するにはデニムのアラインメントを光にしたほうが良く、そうなってくるとおのずと光属性の追加ダメージ魔法を装備したほうが効率があがります。特に死者の宮殿では。
アタッチ系の魔法でもリフレクションを消してしまうので注意。
6.連れて行くチーム
ソロでも良いのですが敢えて連れていくとしたらデニムにターゲットを集中させるために、くさいものセットを装備したユニットを1人だけ入れるのをオススメします。
アンデッド対策にイクソシズムを入れたクレリックや聖水スキルを持つプリンセス、ヒールを使えるユニットを入れるのも良いです(ヒールを使う場合はデニムのリフレクションを外したほうが無難)。
殲滅力を上げるためにリッチやテラーナイトを入れても良いですが、死者の宮殿などユニットを大量に倒すマップで使用すると入れたユニットが敵のとどめを刺す回数が増えすぎて忠誠度の変動がおおきくなってしまうことに注意。
7.カウンターの様子
8.おわりに
ソロで楽々軽快に戦闘を進めるというコンセプトでこれらのセットを使っています。
楽ではありますがタクティクスオウガの旨味や楽しさみたいなものはこれらで味わえるものではありませんので、エンドコンテンツ後のお遊びとして試していただけますと幸いです。お付き合いいただきありがとうございました。