レトロゲーム漂流記

古今東西のゲームと名のつく物が大好きなので、レトロゲームに限らずゲームについてのよろず書きます。

カオスシード〜風水回廊記〜 (SFC)

f:id:Omiso:20120111232822p:plain

ナンバーワンに近く、オンリーワンな一本。

木火土金水の五行説や仙人、仙術というネーミングなど東洋的世界観、容易にジャンル分けさせない盛りだくさんの要素(ロールプレイング、シミュレーション、アドベンチャー、アクションの要素は少なくともはいっています)、高めに設定された難易度、選択肢の多彩さ、やり込み要素、繰り返し遊ぶことの出来る仕掛け、扱いやすい操作感、豊かなキャラクター設定。

オリジナリティの塊といわんばかりの内容。

とくにお気に入りなのは、各ステージがパラレルワールド扱いになっていることです。作中で主人公は同じ時間軸に複数存在するという厄介ごとに巻き込まれます。その理由付けや、因果関係がきっちりはまっていて、たまらなく面白いのです。同じステージを複数遊ぶこと、ステージがいくつも分かれていること、同じステージを違う方法で遊び、違う選択肢を選んで展開を変化させていくこと、プレイヤーの行動にも根拠がある。それが作中の因果関係とリンクする快感が味わえます。

プレイヤーも、プレイヤーの行動もゲームの一部であり、カオスシードというゲームの一部として作品の中に息づくものだということを感じさせてくれるゲームソフトはなかなかありません。

大切なゲームのひとつです。

 

製品的解説をいたしますと、1996年3月15日ネバーランドカンパニーの製作でタイトーより発売されたSFC用ゲームソフト。(wikipediaより抜粋)

ネバーランドカンパニーエストポリス伝記やエナジーブレイカーなど佳作を作っているゲーム製作会社です。箱書きのジャンルは「ダンジョン育成シミュレーション」。文面をみてもまったくわかりませんが間違いなくそんな感じです。

プレイヤーは洞仙と呼ばれる仙人となり、大地の力を呼び戻し土地を豊かにするためにダンジョン(仙窟)を築いていきます。部屋を作り、通路を作り、五行説に従い各部屋と通路の属性を吟味し、モンスター(仙獣)を召喚し、罠をしかけ、エネルギーを掘り出し、また仙丹と呼ばれる別のエネルギーも掘り出し、アイテムも掘り出し、侵入者を仙術や肉弾戦で撃退し、エネルギーを龍脈を通じて大地に返すことでゲームを進行していきます。えらく忙しいです。時間が足りません。

マルチエンディング形式で達成度が設定されており、エンディングをひとつ見るたびにパーセンテージがあがっていきます。100%になればもちろんオマケがついてまいります。

カオスシードは後にセガサターンでリメイクされるのですが、内容が微妙に変化しております。声もイラストもつきます。両方にそれぞれの良さがあるので両方欲しくなります。

機会がありましたらぜひ遊んでみてくださいませ。